어간(語幹)は、韓国語の文法において、動詞や形容詞の基本的な意味を表す部分を指します。語尾がつく前の、意味の中心となる部分が「어간」です。動詞や形容詞を活用する際には、この語幹にさまざまな語尾がついて、時制や敬語、活用形が変化します。
어간の基本的な役割
「어간」は、語の意味を持つ部分で、語尾がつくことで動詞や形容詞が意味を表現する形になります。例えば、「가다(行く)」という動詞では、「가」が어간にあたります。この「가」に語尾をつけることで、時制や話し手の意図が表現されます。
어간と語尾
語尾は、語幹に付加されて、動詞や形容詞をさまざまな形に変化させます。語幹の後に語尾がつくことで、次のような形になります。
動詞の場合:
例:「가다(行く)」→「가(語幹)」+「-아/어」→「가서(行って)」
例:「먹다(食べる)」→「먹(語幹)」+「-어」→「먹어(食べる)」
形容詞の場合:
例:「맵다(辛い)」→「맵(語幹)」+「-어」→「매워(辛い)」
어간の変化
語幹自体が活用のために変化する場合があります。特に、不規則活用がある動詞や形容詞では、語幹が音的に変化します。
ㅂ不規則活用:「맵다(辛い)」→「매워」
ㅡ不規則活用:「기쁘다(嬉しい)」→「기뻐」
まとめ
「어간」は、動詞や形容詞の意味を担っている部分であり、語尾と結びつくことで様々な活用形を作り出します。語幹の変化とそれに続く語尾の変化が、韓国語の文法の重要な特徴の一つです。